理想を詰め込んだマイホームは誰もが憧れると思います。
ただ、もちろん安い買い物ではありませんし、人生を左右するような大イベントですので、誰しも失敗や後悔をしたくないと思うでしょう。
ですが、マイホームの購入なんて人生で何回もありません。ほとんどの方がはじめてのことで何から始めたら良いかや、気をつけるべきポイントなどわからないことだらけだと思います。
わたしもそうでしたので、非常に気持ちがわかります。
そこで、実際にマイホームを手に入れたわたしが、これを最初に知っておくと失敗や後悔を減らせるのではないかという最初に知っておくべきお得な情報をできるだけわかりやすくまとめましたので、マイホームを検討されている方はまずこの記事を読んで方向性を定めて欲しいと思います。
何から始めたら良いかは、結論この3つ
- 家づくりのスケジュール(全体の流れ)を把握する
- 自分の理想の暮らしをイメージする
- 予算を決める
これだけ知っておけばまずは理想のマイホームを手に入れるための最初の1歩を踏み出せるでしょう。
わたしが、最初に知りたかった情報の数々です!理想のマイホームを手に入れるための攻略本のように使ってください。
では、早速いってみましょう!
1.家を建てようと思ったらまず最初に考えること

家を建てようと思ったらまず何から始めるでしょうか?
もちろん初めてのことがほとんどでしょうから、わかる人に聞きたいと思うととりあえずハウスメーカーや住宅展示場へ行こうとなる方が多いと思いますが、ちょっと待ってください!
いきなりハウスメーカーや住宅展示場へ行くのはオススメしません。
絶対にダメだと言うつもりもありませんが、何の準備もなくハウスメーカーを訪れると、
といった、失敗のリスクが高まると思います。
じゃあどうしたらいいんだよ!という声にお答えすると、
まず「家づくり全体の流れを把握すること」から始めることがオススメです。
これから紹介させていただく3つのポイントをチェックしてみましょう!
2. ①家づくりのスケジュール(全体の流れ)を把握する

家を建てるまでには1~2年かかるのが一般的です。
実際にわたしは動き出してから住み始めるまでに1年2ヶ月かかりました。(これでもかなり急ぎました)
最初に全体の流れを把握しておくと、後悔しない家づくりが計画的に進められると思います。
スケジュールは人によってさまざまですが、例としてざっくり流れとスケジュール目安を紹介します。
【STEP①】情報収集&理想の暮らしを考える (~3ヶ月)
【STEP②】予算を決める&住宅ローンの検討 (3~6ヶ月)
【STEP③】土地探し&ハウスメーカー選び (6~9ヶ月)
【STEP④】設計&契約 (9~12ヶ月)
【STEP⑤】工事スタート (12~18ヶ月)
家づくりにおけるスケジュールのポイント

家づくりはスケジュールを意識して動くことが成功のカギだと思います!
まずは、家づくりの全体の流れをざっくりで良いので把握するところから始めましょう。「こんな工程で進むんだなぁ」くらいでOKです!
3. ②自分の理想の暮らしをイメージする

家は、単なる「建物」ではなく、家族が快適に暮らすための空間です。
せっかく建てるなら、長く満足できる家にしたいですよね!
そのためにも、まずやるべきは、注文住宅を建てる目的、つまり「自分の理想の暮らし」をイメージしましょう。
注文住宅は自由度がかなり高いため、日常の不満や、間取りがこうだったら便利なのに…という悩みを大きく解決するチャンスです。
目指すゴールのようなものをざっくりイメージするところから始めましょう!
3-1. 日常生活で不便と感じていることや、あったら良いなをメモする
「家を建てる」となると、ついおしゃれなデザインや最新設備に目が行きがちですが、実は今の住まいの不便さを解消することも大切です。
例えば、
- 収納が足りなくて、物があふれる → 収納スペースを増やしたい
- 洗濯物を干す場所がなくて困る →室内干しスペースが欲しい
- 冬の寒さが気になる →高気密・高断熱の家にしたい
「こうすれば暮らしやすくなるね」と思う理想を、家族からヒアリングしてメモに書き出しておくと、家づくりの方向性が見えてきますよ!

我が家でもまず最初は理想の暮らしをイメージして、できるできないはともかく夫婦で「こうだったら便利だよね!」と理想を語り合ってメモすることから始めました!純粋に理想が叶うことをイメージするだけでも楽しくなってきますよ!
3-2. 間取りや設備について具体的なイメージを膨らませる
次に、「どんな間取りにしたいか?」「設備はどうする?」といった具体的な要素を考えてみましょう。
- リビングの広さはどれくらい欲しいか
- キッチンは対面式が良い?
- ワークスペースや趣味の部屋は必要?
家族みんなで話し合いながら、理想の暮らしに必要な間取り・設備をイメージして「こんな家に住みたい!」という理想像を明確にしていくことがオススメです!

わたしは趣味でドラムを叩くのですが、夢のひとつとして自宅でドラムを叩きたいと考えていました。また、ファミリークローゼットを設置したい、玄関から帰ったらすぐに手を洗える環境が欲しいなど、快適な暮らしを想像して、具体的な間取りや設備をイメージしてました!最初の一歩として大事だと思います!
3-3. WEBサイトや住宅カタログ・SNSから理想に近いものをピックアップ

更にイメージを固めるために、住宅メーカーのWEBサイトやカタログ・SNSを活用するのも良い方法です。
- ハウスメーカーのサイトで施工事例をチェックする
- 住宅雑誌やカタログを取り寄せる
- SNS(Instagram・Pinterestなど)で事例をチェックする
おしゃれなデザインや仕様が簡単にチェックできますので、「こんな家に住みたい!」と思う理想のものをピックアップしておくと、今後の家づくりの打ち合わせなどがスムーズになります。

実際に家を建てた経験をもとに「後悔しない家づくり」をテーマにわたしもブログを書いてますので、手前味噌で恐縮ですが、わたしの発信している情報も参考にしていただけると幸いです!
4. ③予算を決める

理想の家をイメージできたら、次に「いくらまで出せるか」を決めていきます。
家づくりで「理想の家を実現する」ことも大切ですが、無理のない資金計画を立てることも同じくらい重要です。
予算をしっかり決めておかないと、「思ったよりお金がかかる…」「ローン返済が厳しい…」といった後悔につながることもあります。
せっかくの注文住宅で後悔しないためにも、まずは予算を決めましょう。
家づくりにかかる費用の内訳や、予算の決め方のポイントを解説していきます。
4-1. 家づくりにかかる総費用を知る
「家を建てるのにかかるお金=建物の価格」と思われがちですが、実はそれ以外にも多くの費用が発生します。
大きく分けると、以下の4つです。
費用の種類 | 内容 | 金額の目安(目安比率) |
---|---|---|
建物本体費用 | 住宅の建築にかかる費用 | 70~80% |
付帯工事費 | 外構(庭・駐車場)、地盤改良、給排水工事など | 15~20% |
諸費用 | 住宅ローンの手数料、登記費用、火災保険など | 5~10% |
土地代(※土地購入の場合) | 土地の購入費用 | 地域による |
- 「本体価格だけ」で考えると後から費用が膨らむので、それ以外にも費用がかかることを知っておきましょう
- 土地代がかかる場合は、地域や立地によって建物費用よりも高くなるケースもあります
- 外構(庭・駐車場)や家具・家電、カーテン費用などは後回しになり、見落としがちなので、しっかり予算に組み込んで考えましょう
4-2. 住宅ローンと自己資金のバランスを考える
「総額の目安がわかったら、後は住宅ローンを組めばいい?」と思うかもしれませんが、ローンの借りすぎは危険です。
無理のない支払い計画を立てるために、自己資金(頭金)とのバランスを考えましょう。
自己資金(頭金)について
自己資金が多いほど、月々の負担が軽くなり、ローンの総額も減らせるので、できれば購入金額の20~30%程度は用意するのが理想です。
- 自己資金ゼロ(フルローン)の場合→月々の負担が大きい
- 頭金を多めに入れる場合→返済額が減り、金利負担も少なくなる
ただし、手元に資金を残しておかないと、引っ越し費用や家具購入費用で困ることもあるので、個人的にはある程度の貯蓄を残しておくことをオススメします。

理想は自己資金があった方が良いと思いますが、わたしはほぼフルローンで住宅購入をしました。
ご家庭の経済状況に応じた適切な判断が求められるかと思います。
4-3. 住宅ローンの組み方と返済シミュレーション
高額な買い物ですので、住宅ローンを活用しての住宅購入で検討されるケースが多い現状です。
住宅ローンの基本ポイントを簡単にまとめました。
金利の種類
- 固定金利(フラット35など):金利が変わらず安心感がある
- 変動金利:低金利だが、将来的に上がる可能性がある
返済期間
- 一般的に35年ローンが多いが、短期間で完済すると総利息は少なくなる
借入額の目安
- あくまで参考程度ですが、一般的に言われているのが年収の5~6倍までが無理のない範囲
- 毎月の返済額は手取り月収の25%以下に抑えると負担が少ない
4-4. 月々の返済額をシミュレーションしよう
住宅ローンを組んだ場合のイメージをわかせるために簡単な例を挙げます。
返済期間:35年
金利:変動0.8%
上記条件の場合…
借入額 | 返済期間 | 金利(変動0.8%) | 月々の返済額 |
---|---|---|---|
3,000万円 | 35年 | 0.8% | 約8.0万円 |
4,000万円 | 35年 | 0.8% | 約10.6万円 |
5,000万円 | 35年 | 0.8% | 約13.3万円 |
このように、借入額によって月々の負担が大きく変わりますので、「無理なく返済できる額」を基準に借入額を決めることが重要です。
4-5. 予算オーバーを防ぐためのポイント
「無理なく返済できる額」をもとに予算を決めたら、それをしっかり守ることが重要になってきます。
ポイントは以下の4つです。
- 「建物本体価格」以外の費用もしっかり計算する
- オプション工事(太陽光・蓄電池・床暖房など)の追加で予算が膨らみがち
- 契約前に、予算内で収まるか細かくシミュレーションする
- 「予備費(100万円~200万円)」を確保しておく(予想外の出費に対応できる)

しっかり予算を決めておくことで、家を建てたことで生活が逆に苦しくなってしまうということを防ぐことができます。
せっかくの暮らしを豊かにするためのマイホームですので、しっかり向き合うべきポイントだと思います!
5.まとめ
家を建てると決めたら、まずは「全体の流れを把握」することがオススメです!
また、いきなりハウスメーカーに行くのではなく、「理想の家」「予算」を考えることから始めましょう!
今回の記事が、家づくりを検討するための第一歩になれば幸いです。
後悔しない家づくりを実現するために、情報収集は欠かせません。
実体験をもとにした、有益な情報提供をこれからも心がけていきますので、是非参考にしてみてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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