【注文住宅】1階ファミクロの便利さと間取り紹介-広さは何畳が理想?-

注文住宅

注文住宅において、使いやすさを重視した間取りを自由に決められる点は大きな魅力です。

間取りを決めていく中で、収納をどうするかは重要なポイントになってきます。
特に、日々着るものや使用頻度の多いものを収納するクローゼットをどうするかはしっかり考えて損はありません。

一般的には寝室や各居室にそれぞれ設置傾向のあったクローゼットですが、近年ファミリークローゼットとして家族全員分の衣服やものを収納できる広さのものを1階に設置する家庭が増えている傾向にあります。

我が家もSNSで情報収集をして採用しました。
結論、非常に使い勝手が良いため、実際に採用した間取り実例とメリット、逆にここはこうするべきだったといった後悔ポイントも合わせて紹介したいと思います。

広さはどうするべきか?どこに配置するべきか?という部分に関してもわたしなりの考えをお話しさせていただきます。

1.ファミリークローゼットとは

家族全員分の衣服やバッグなど、荷物をまとめて収納する空間のことをファミリークローゼットまたは、ファミリークロークといいます。

通常のクローゼットと比較して、広い空間を活用したくさんの荷物を一ヶ所に集約して使うため非常に利便性の高い仕様です。

2.ファミリークローゼットのメリット・デメリット

ファミリークローゼットを採用するメリット・デメリットを一般的にいわれている内容として簡単にまとめます。

メリット
  • 収納を1ヶ所にまとめる利便性
  • 理想の生活動線の確立
  • 各居室のものを減らす効果
デメリット
  • ある程度の広さが必要
  • プライバシーの確保が必要

以上のメリット・デメリットを我が家ではどのように解釈して間取りに反映させたかを紹介させていただきます。

2-1.メリットについて

収納を1ヶ所にまとめる利便性

基本的に収納は、各居室に分けるパターンも多いと思いますが、1ヶ所にまとめることのメリットが大きいです。我が家では、家族の「衣類」を1ヶ所にまとめられるように間取りや仕様を工夫しました。
間取り・仕様に関しては後ほど紹介させていただきます。

理想の生活動線の確立

暮らしやすさを重視した生活動線の確立が何より重要だと思います。

我が家では、賃貸マンション暮らしだった際に衣類は寝室で管理しており、お風呂に入る際はわざわざ寝室から着替えを持って脱衣所へ向かってましたが、そもそもクローゼットを脱衣所に隣接させるのが効率が良いのでは?と考えました。

また、洗濯に関しても洗濯機は脱衣所に設置されており、ここで洗濯し、乾燥をかけたものをリビングへ運び、たたんで寝室のクローゼットへ収納してましたがよくよく考えてみるとめちゃくちゃ効率が悪いことをしていると気づきました。

よって、我が家の理想の生活導線を考えると、
『ファミリークローゼット→脱衣所(洗濯機)→お風呂』
この流れが生活する上で非常に効率が良いと考えました。

実際の間取り

お風呂の際
『脱衣所で服を脱ぎ洗濯機へ入れる→お風呂に入る→お風呂からあがって脱衣所で身体をふく→ファミクロで服を着る』

洗濯の際
『洗濯機を回す→乾燥をかける→洗濯・乾燥が終わったら隣接しているファミクロへ収納』

この流れが我が家の理想の生活動線であり、間取りに反映することで、非常に暮らしの満足度が高まりました。

わたしは毎朝シャワーを浴びて出勤するのですが、その際も
『寝間着を脱いで洗濯機に入れる→シャワーを浴びる→脱衣所で身体をふく→ファミクロで仕事着に着替える』

この流れが実現でき、時短になってます!

各居室のものを減らす効果

ファミクロに収納することで、各居室のものを減らすことができる分、それぞれの居室を広く使うことが可能です。
今までは、自室には洋服タンスや、クローゼットがありましたが、設置不要なため、その分居室を有効活用できています。

2-2.デメリットについて

ある程度の広さが必要

ファミリークローゼットは収納としてある程度の広さがあれば理想ですが、家の面積と予算にも限りがあり、そのバランスをとらなければなりません。

特に、使用頻度の高い1階には、リビング、キッチン、玄関、お風呂、トイレ、洗面所、脱衣所と配置するものも多く、更にファミリークローゼットまで設置するとなると、家全体の面積を広くするか、その他の居室を狭くする必要があります。

わたしもここはかなり悩みました…
欲を言えば全ての居室にある程度の広さが欲しいものです。
しかし、予算の都合でわたしは家の面積を全体で36坪で抑えると決めてましたので、その他の居室とのバランスを取とり、2畳のウォークスルータイプで検討しました。

プライバシーの確保が必要

家族全員の衣類を収納しますのでプライバシーの確保が難しい部分がデメリットといえるでしょう。

我が家ではまだ子どもが小さいので全く問題はないのですが、将来的に必要な部分だと想定し、各子ども部屋にはそれぞれ簡易的な収納スペースを設けることで対策としました。

また、入浴時のプライバシーを確保するために、ファミリークローゼットと脱衣所の間には仕切りと扉を設置しました。

実際の間取り

今のライフスタイルも大事ですが、将来ライフスタイルが変更することを想定した間取りと仕様にしておくと汎用性があり、安心です。

3.実際に住んでみて思うこと

3-1.4人家族で、2畳のウォークスルータイプでは収納力が足りない

我が家のライフスタイルに合った間取り・仕様で仕上げていただきましたので、実際に賃貸マンションで暮らしていた時と比較すると格段に生活満足度が上がりました。

しかし、わたしと妻、2人の子どもたちの衣類を全てまとめると収納力としては足りませんでした。

わたしと妻はそこまで服にこだわりがあるわけでもなく、所有する服の量も多くはないと思うのですが、やはり、ウォークスルータイプで実質1畳分の収納スペースでは収納力不足となりました。

そこで我が家では、季節に応じて使用頻度の高い衣類に限定しこのファミリークローゼットに収納し、それ以外は寝室の収納に保管するというスタイルをとっています。

実際、夏に冬服を着ることもありませんし、その逆もしかり…
季節に応じた衣替えをすることで、収納力の不足を補う使い方をして対策しております。

収納力がしっかりしたファミリークローゼットであればこの手間は不要になるかと思います。

各家庭によって変わると思いますので感覚になりますが、
4人家族であれば3畳以上、欲を言えば1人1畳の収納スペースがあると余裕をもった収納力を確保できると思います。

3-2.プライバシーの観点から、脱衣所への扉は必要

当初想定していた間取りでは、ファミリークローゼットと脱衣所は仕切りも扉もなしで検討しておりましたが、誰かがお風呂に入っている際にクローゼットが使えなくなることを懸念し、仕切りと扉を設けました。
これに関しては想定通り付けて正解でした。

明らかに脱衣所・洗濯スペースとファミリークローゼットは近ければ近いほど生活動線は便利になりますが、プライバシーの観点も考慮した間取り・仕様を考える必要があります。

4.まとめ

今回は、最近流行の間取り・仕様となっている1階のファミリークローゼットを採用するにあたっての我が家の考えと、メリット・デメリット、実際に住んでみての感想を紹介しました。

まとめると、
使用頻度の高い1階に家族全員の収納をまとめることで利便性を高めることができる。
特に、生活動線を意識した配置をすることで我が家では生活満足度を高めることができています。

メリット・デメリットは

メリット
  • 収納を1ヶ所にまとめる利便性
  • 理想の生活動線の確立
  • 各居室のものを減らす効果
デメリット
  • ある程度の広さが必要
  • プライバシーの確保が必要
    →将来的なライフスタイルの変更を想定した汎用性のある仕様にすることをオススメします

実際に住んでみて思うこととしては、

  • 4人家族で、2畳のウォークスルータイプでは収納力が足りない
    →理想は1人1畳の収納スペースがあると良い
  • プライバシーの観点から、脱衣所への扉は必要

それぞれの家庭の家族構成・ライフスタイルに応じた間取りを考えることが重要だと思いますが、わたしは個人的に採用して良かったと感じています。

今回の情報が「後悔しない家づくり」の参考になりましたら幸いです。

後悔しない家づくりのために

注文住宅では、事前にしっかりと情報収集を行うことが後悔しない家づくりのためのカギです。

一人でも多くの方に、後悔しない家づくりを実現して欲しいのでこれからもわたしにできる情報提供を精一杯続けて行こうと思っていますが、
住宅会社選びや設計に関する相談は、専門的な知識を持ったプロに依頼することも一つの方法です。

例えば、LIFULL HOME’Sさんでは、希望条件に合った住宅会社情報の提供をしてくれますので利用することで失敗のリスクを減らすことができるかもしれません。

情報収集はさまざまな選択肢が合った方が良いです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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